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米南部の巨大竜巻、被災住民の恐怖の瞬間

  • 2008年02月07日 14:35 発信地:リトルロック/米国
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2008年2月6日、米アーカンソー(Arkansas)州アトキンス(Atkins)で、竜巻被災の翌日、がれきの中を捜索する住人。(c)AFP/Getty Images/Rick Gershon

【2月7日 AFP】巨大な竜巻に襲われた米アーカンソー(Arkansas)州北部では一夜明けた6日、商店街や街路樹が吹き飛ばされ、丘が見る影もないほど様相を変えていた。

■接地部分は病院大、丘ごと消失

 竜巻はろうと型で接地部分は狭くなるのが一般的だが、目撃者によると同州クリントン(Clinton)を5日に襲い、52人が死亡した竜巻は、この部分の幅が市内の病院に匹敵する大きさだった。竜巻被害にあった51人を治療したこの病院の経営者Kirk Reameyさんは、「うちの病院ほどの幅があった。竜巻とは思えなかった」と語った。

 また、「ウォルマートの丘」として知られる、町中で最も被害の大きかった地域はまったく様相が変わってしまったとも話した。

「ウォルマートのすぐ横で、丘がすっかり無くなっている。樹齢100年の木々や、数十年もそこにあった家並みが消えてしまった」

 Reameyさんは5日夕、嵐の接近を自宅から見つめていた。最も大きな雷雲から2、3個の竜巻が発生していたという。

「その後ごう音がどんどん近づいてきた。はじめは黒や白や銀色だった竜巻が、次に見たときは気味の悪い黄色や緑色に変わっていた」

 州北東部のハイランド(Highland)では、学校や食料品店は間一髪被害を免れたが、町の商店は95%が吹き飛ばされたと同市市長が発表した。

■空中から襲いかかる竜巻

 隣接するテネシー(Tennessee)州メーソン(Mason)に住むジーン・バード(Jean Byrd)さん(62)は、巨大な竜巻が空中で速度を増しながら自宅に近づいてくるのを台所の窓から目撃し、その大きさに驚いた。

「家族10人と犬3匹で家の真ん中の部屋に避難したの。竜巻はうちを通り越してすぐ着地したわ。わたしたちは幸運だった」

 テネシー州では28人が死亡。救助隊などが被害状況を調べている。遠隔地域では各戸を訪問して住民の安否を確認している。

 マイク・ビーブ(Mike Beebe)アーカンソー州知事の広報担当者は、同州北部を横断した竜巻は幅400メートル以上、距離約55キロにわたって被害をもたらしたと発表した。(c)AFP

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