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インド洋大津波から3年、各地で追悼式典

  • 2007年12月27日 07:35 発信地:チャラン/インドネシア
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スマトラ沖地震とそれに伴うインド洋大津波で被災したインドネシア・アチェ(Aceh)州チャラン(Calang)の様子(左、2005年8月3日撮影、右、2007年12月14日撮影)。(c)AFP/BRR/Arif ARIADI

【12月26日 AFP】(12月27日 写真追加)スマトラ沖地震とそれに伴うインド洋大津波から3年目を迎えた26日、インドネシアのアチェ(Aceh)州などインド洋沿岸各地で犠牲者の追悼式典が開かれた。インド洋大津波は自然災害として近年最悪の被害を出した。

 イスラム教徒が多いインドネシアのスマトラ(Sumatra)島北部アチェ州では、全州の屋外やモスクで追悼礼拝が行われた。大津波による被害はインドネシア、スリランカ、インド、タイなど数カ国22万人に及んだが、うちアチェ州での犠牲者は16万8000人にも達した。津波後、身元
確認ができなかった遺体は数千にもおよび、急きょ作られた集団墓地に埋葬された。

■最悪の被害受けたアチェ、津波想定訓練も

 インドネシアでの主要式典は、アチェ州の中でも壊滅的な被害を受けたチャラン(Calang)郊外の村で行われた。また、同じくインドネシアのジャワ(Java)島沿岸バンテン(Banten)州では、津波を想定した大規模な避難訓練が行われ、住民約9000人が参加したと地元テレビ局が報じた。

 この模擬訓練は、段階的に始まっている津波警報システムの運用試験用に計画されたもの。津波警報とともに学生数百人と住民が、子どもたちと一緒に高台に急いだ。訓練を視察したスシロ・バンバン・ユドヨノ(Susilo Bambang Yudhoyono)大統領は、「この国は津波の脅威にさらされやすい。国が津波に襲われないよう神に祈ろう」と呼び掛けた。

■紛争再燃で再建立ち遅れるスリランカ

 3万1000人が犠牲となり、100万人が国内避難を余儀なくされたスリランカでは、南部の沿岸都市マタラ(Matara)で、追悼の日にあわせて韓国から寄贈された橋の開通式が行われた。津波の第一波が沿岸を襲った午前9時25分(日本時間12時55分)、マヒンダ・ラジャパクサ(Mahinda Rajapakse)大統領が黙とうをささげた。

 スリランカでは汚職や紛争の再燃により、津波生存者に対する支援が滞っており、復興事業も阻まれている。監視機関によると、約束された経済援助のうち適切に計上された額は5分の1に満たないという。

■インドは住宅不足、2万世帯が入居待つ

 インドでは1万6000人の死者を出した。南部のタミルナド(Tamil Nadu)州Nagapattinam地区では生存者数百人が追悼式に参加した。参列者の多くは貧困層の漁師とその家族。同地区での犠牲者は6000人を上回った。

 この日朝、浜辺には3年前の大津波で子どもを失った親たちが数多く集まり祈りをささげた。また、津波で家族が被害を受けた若者たちが献花する姿も見られた。インドでは数万人が津波のために家を失った。人権擁護団体らによると、2万以上の被災世帯が現在も新しい家への入居を待つ状態だ。

 5400人が亡くなったタイでは、アンダマン海(Andaman Sea)沿岸にオレンジ色の袈裟(けさ)に身を包んだ仏僧たちが集い、追悼式が行われた。タイでの犠牲者のうち半数は、休暇に訪れていた外国人旅行者だった。

 タイ国内および海外からの遺族約200人が、バラの花を手に座り僧たちの読経を静かに聞いた。その後、参列者はプーケット(Phuket)のパトン(Patong)ビーチを訪れ、死者を悼んで海中に花を投げた。タイでは津波に襲われた南部6県で追悼式典が予定されている。(c)AFP/Nurdin Hassan
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