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南極海で沈没した客船の乗客、帰国へ 英国・チリ当局は事故船の不備を指摘

  • 2007年11月24日 22:30 発信地:サンティアゴ/チリ
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  • 南極海で客船「MV Explorer」が氷山に衝突

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2007年11月23日、南極にあるチリのエドゥアルド・フレイ(Eduardo Frei)基地に到着した、氷山に衝突した客船「MVエクスプローラー(MV Explorer)」の乗客。(c)AFP/CHILEAN NAVY

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【11月24日 AFP】23日に南極海でカナダの旅行会社が手配した客船「MVエクスプローラー(MV Explorer)」が氷山に衝突、沈没した事故で、救出された乗員乗客は24日、南極海で夜を過ごした。

 乗員乗客154人は救命ボートで脱出し、南極海のチリ、ウルグアイの軍基地付近で別の客船に救助された。24日午後には飛行機でチリ南部かアルゼンチンに向かう。

 事故にあった客船を手配したカナダの旅行会社GAPアドベンチャー(GAP Adventures)は、乗客のオーストラリア人、英国人、カナダ人、米国人ら100人を本国に帰国させる手配をしていると述べた。乗客はほかにベルギー、中国、デンマーク、オランダ、フランス、ドイツ、香港、アイルランド、日本、スイスからの旅行者だった。

 チリ軍によると、リベリア船籍の事故船は、23日早朝にサンカルロス(San Carlos)付近で氷山に衝突し、同日午後6時半(GMT)に沈没した。

 GAPアドベンチャーのスーザン・ヘイズ副部長は、脱出は滞りなく行われたとし、「ポンプが船底から水を排水していたので、数時間余裕があった」と述べた。同社によると乗客は乗船初日に脱出訓練を受けていた。

 海事日刊紙ロイズリスト(Lloyds List)のサイトに掲載された記事によると、1969年建造の事故船は今年5月、英国の海事・湾岸警備庁(Maritime and Coastguard Agency)による点検で、5か所に不備が見つかっていた。救命ボートの保全や行方不明者の捜索・救助計画に問題があったこと、防水扉は「水準に達して」おらず、火災時の安全確保にも疑問が呈されていた。

 チリのプエルトナタレス(Puerto Natales)で3月に行われた検査でも、港湾当局は航行上の問題を含め6か所の不備を指摘していたという。(c)AFP

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