
【11月5日 AFP】3日に噴火したと誤って伝えられたインドネシアのジャワ島東部にあるクルド山(Mount Kelut)について、研究者らは5日、火山エネルギーは1990年の噴火時を上回っていると発表した。
3日に火山性微動が観測可能範囲を超えるほど大きくなったため、専門家は観測所から避難した。この時、山頂部は厚い雲に覆われて見えず、専門家は噴火していると考えたが、後に噴火していなかったことが明らかになった。
火山学者Agus Budianto氏によると、火山内のエネルギー圧力は前回の噴火時の3から4倍に到達しているという。1990年の噴火では34人が死亡した。
同氏によると前回の噴火で噴出口が塞がれたためマグマが部分的にしか噴出されず、火口湖の下にある火山性物質の一部が噴出し煙柱を発生させる。地殻活動の結果生じた割れ目がマグマガスの逃げ道となり、徐々に内部の圧力を減少させ、噴火を回避させたと説明する。
微動は続いており、火口湖の水温は水深15メートル地点で77.5度に到達している。1990年の噴火時には40度だった。
5日に火口近くに潜入した記者団は、火口湖では水が白濁し水面には数分おきに気泡が発生しており、山頂には強い硫黄のにおいが充満していたが鳥の姿があったという。当局は10月16日に最高水準の警報が出されたため山への立ち入りを禁じ、山頂から半径10キロ以内の危険地域に住む13万人を避難させた。
一方、危険地帯の外にあるブリタール(Blitar)で5日、火山灰が降り、クルド山が噴火したと思った市民は一時的にパニックに陥ったが、この火山灰は90キロ離れたスメル山(Mount Semeru)からのものだった。スメル山は過去数か月にわたり火山灰を噴出しているが、通常の火山活動で危険性はないという。(c)AFP




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