
【11月4日 AFP】記録的な洪水被害に見舞われ救助作業が続けられているメキシコ南部のタバスコ(Tabasco)州では3日、食糧を求める被災者などがショッピングセンターで略奪を行う事態となっている。
これまでにタバスコ州の人口約半数にあたる100万人以上が被災しており、1人の死亡が確認されている。被災者の捜索は3日も続行された。
被災時に2メートル冠水した地域もあり、数千人が自宅に閉じこめられた。救助隊のボートを待つため3日もの間屋根や木につかまっていた人もおり、隣州のチアパス(Chiapas)州やベラクルス(Veracruz)州には避難民が殺到した。
それでも、多くの人が避難中の空き巣を恐れて、家を離れることを拒否している。
飲料水と食料の不足により、タバスコ州内では空き巣や商店の略奪被害が多発している。
3日朝には約1000人が繁華街のショッピングセンターになだれ込んで警備員を押しのけ、テレビや家電製品など店内の商品すべてを略奪した。
タバスコ州のAndres Granier知事は事件後にテレビの取材に答え、「被災者が空腹なのはわかっているが、だからといってこのような行為や暴力を正当化するわけにはいかない」と非難した。
被災地の農作物は壊滅的な被害を受けており、被害額は約4億8000万ドル(約550億円)に上るとみられている。(c)AFP/Pablo Perez








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