2007年10月9日、ベトナム北部ニンビン(Ninh Binh)省ザービエン(Gia Vien)地区Gia Lacで冠水した稲田をボートを引いて歩く農家の男性。(c)AFP/HOANG DINH Nam
【10月9日 AFP】ベトナムを直撃した台風14号(レキマー、Lekima)は、中部と北部に過去数十年で最大規模の洪水被害をもたらした。9日までに少なくとも59人の死亡が確認されたほか、依然14人が行方不明となっている。
被災地では川と稲作地の区別がつかない状況で、家畜などの死骸が放つ悪臭がたちこめている。
Hoang Long川の氾らんでは、住宅数百棟が浸水した。住民は上階や屋上での避難生活を余儀なくされ、飢えに直面しながら、残されたわずかな水と食糧で生き延びている。
政府は被災地に即席めんや飲料水などの非常物資をヘリコプターや船で届けるため、兵士3万4000人を動員した。しかし物資はまだ到着しておらず、現地では危機感を募らせている。
当局によると洪水で河川の堤防が決壊し、住宅6000棟が全壊したほか、12万棟が浸水した。耕作地の冠水は16万ヘクタール以上におよぶ。
ハノイ(Hanoi)で救援活動にあたる関係者によると、国際援助団体オックスファム(Oxfam)の緊急調査チームのほか、国連(UN)機関、赤十字(Red Cross)が、被害の最も大きかった地域に入ることになっている。
北部ニンビン(Ninh Binh)省では稲作地3900ヘクタールが流出し、今年の収穫ができなくなっている。(c)AFP/Le Thang Long


