【10月7日 AFP】(10月8日写真追加)非常に強い台風15号の影響で、台風が直撃した台湾では7日、5人が死亡、1人が行方不明となっている。また、倒木や看板の落下、割れたガラスなどによって53人が負傷した。

 200万世帯以上が停電したほか、電車・フェリー・航空便などが運航を中止した。また、約200便の国際便の発着が延期された。

 台湾の中央気象局(Central Weather Bureau)によると、現地時間午前9時(日本時間午前10時)の時点で台風は台湾北部の基隆(Keelung)の北西140キロに位置しており、時速12キロで北北東に進んでいる。強風域が半径300キロメートル、最大風速はやや弱まって30メートルとなった。

 台風は勢力を弱めているものの、気象予報士らは豪雨による洪水と地すべりの危険があるとしており、住民に注意を呼びかけている。(c)AFP