【9月14日 AFP】インドネシアのスマトラ島(Sumatra island)南部沖で12日発生したマグニチュード8.4の地震の被害について、インドネシア当局は14日、少なくとも死者13人、負傷者50人、倒壊家屋数百棟と発表した。

 ブンクル(Bengkulu)州とパダン(Padang)州でそれぞれ2人の死亡が確認されたほか、ブングル州ムコムコ(Mukomuko)地区で4人、北ブンクル(North Bengkulu)地区で3人、西スマトラのPesisir Selatanで2人が死亡したという。ただしブンクル州当局では、ムコムコでの正確な被害状況はまだ確認できていないとしている。

 これまでのところ、12日の地震および13日の余震による被害は当初の懸念より小さいとみられる。

 インドネシアのスシロ・バンバン・ユドヨノ(Susilo Bambang Yudhoyono)大統領は13日、「揺れはかなり強く、地震の規模も大きかったが、地方当局からの報告や空軍による航空調査によると、被害は最小限といえる。感謝しなくてはならない」と述べた。(c)AFP