【9月13日 AFP】前日にインドネシアのスマトラ島(Sumatra island)南部沖で発生したマグニチュード8.4の地震の余震が、マレーシアの首都クアラルンプール(Kuala Lumpur)でも複数回にわたって観測されている。都心部の高層ビルでは一時避難勧告が出された。

 国営ベルナマ(Bernama)通信によると、最も大きなマグニチュード7.8の余震が13日早朝に発生。パニックに陥った市民からの電話が消防署や救急隊に殺到する騒ぎとなった。

 また、クアラルンプール中心部を管轄する消防署広報によると、都心部の複数の高層ビルでも余震が観測され、ビル内に勤務する会社員や住民に、一時避難勧告が出された。

 消防隊員や市民防衛課職員らが建物に亀裂などがないことを確認した後、45分後に勧告は解除されたという。

 一方、かつて世界一の高さを誇り現在でもマレーシア一の
超高層ビル、ペトロナス・ツインタワー(Petronas Twin Towers)では揺れは感じられず、亀裂なども見つからなかった。(c)AFP