2007年8月20日、米海洋大気局(NOAA)が提供したカリブ海のハリケーン「ディーン」の画像。(c)AFP/NOAA
【8月21日 AFP】ハリケーン「ディーン(Dean)」が接近しつつある米テキサス(Texas)州では20日、沖合いの油田施設で作業員数百人が避難するなど対応に追われている。
「ディーン」は20日午後にもメキシコに上陸すると見られるが、進行方向にあたるテキサス州は強風と豪雨に見舞われることが予想され、同州では新しい緊急計画に基づいて周到な準備を進めている。この計画は、2005年に超大型ハリケーン「カトリーナ(Katrina)」と「リタ(Rita)」がルイジアナ(Louisiana)、ミシシッピ(Mississippi)、テキサスの各州に甚大な被害をもたらしたのを教訓に策定されたもの。
テキサス州のリック・ぺリー(Rick Perry)知事は、州兵を動員するとともに救助隊を組織。さらに、Rio Grande Valleyのガソリンスタンドに6万から8万バレルのガソリンを備蓄した。
また、メキシコ国境に近いBrownsvilleには、緊急避難用にバス700台以上と輸送機6機が用意された。また、ボランティア約20万人が洪水に備えて土のう2万個を用意した。
ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領は、すでにテキサス州を災害地域に指定。救援チームの派遣や支援物資の提供を行う緊急態勢を整えている。
一方、米鉱物管理局(US Minerals Management Services)によると、メキシコ湾岸の連邦水域内における産油量は、ハリケーンの影響にもかかわらず日産2万4000バレルと、通常の3.2%程度しか減少していない。
全米ハリケーンセンター(US National Hurricane Center)は20日午前、「ディーン」がハリケーンの強さを表す「シンプソン・スケール(Saffir-Simpson Hurricane Scale)」で「大災害の可能性」があるとされる「カテゴリー5」に発達したと発表している。(c)AFP/Andrew Tilghman




