【ブレスト/フランス 20日 AFP】「ヨーロッパで最も荒れる水路」と言われる西部ブルターニュ(Brittany)沖で19日、乗客136人、乗員7人を乗せて航行中のフェリー「Enez Sun」が高波を受けて、乗客19人が負傷した。海事当局などが伝えた。
オディエルヌ(Audierne)の小さな港を出発したEnez Sunは事故発生時、沖合10キロメートルにあるサン島(Sein Island)に向け航行中だった。甲板に出ていた乗客らを高波が襲い、男女2人が海に投げ出されたという。「Enez Sun」は、ブルターニュ語で「サン島」を意味する。
2人はその後、沿岸警備隊から事故の知らせを受けたトロール漁船によって救出され、ブレスト(Brest)のブルターニュ港にある病院に空路で搬送された。男性は腕を骨折しているという。
Enez Sunの船長は「負傷者のうち子ども1人を含む4人が重傷」と報告した。
乗客らはショックを隠しきれない。17歳の女性は「みんな甲板でイルカを見ていた。フェリーがサン島のすぐ近くまで来たときに高波が側面から襲ってきた。座席が流されそうになり、とても怖かった」と語る。
負傷者の多くは現在、オディエルヌの病院で手当を受けている。
サン島はロマンテックな灯台が有名だが、周囲の海域は岩礁が30マイルにわたって続く非常に危険な海域として知られている。
写真は、強風が吹き荒れるブルターニュ沿岸にあるConquetの灯台(2004年12月17日撮影)。(c)AFP/MARCEL MOCHET
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