写真は、パンガー(Phang Nga)県に設置された津波を警告する看板の脇をバイクで通り過ぎる住民(2006年12月1日撮影)(c)AFP/PORNCHAI KITTIWONGSAKUL
【バンコク/タイ 9日 AFP】当局は8日、国内の海岸沿い79か所に設置されている津波警報タワーのテストを、観光客と地元住民への混乱を避けるため中止すると発表した。
2005年に発生した津波で大きな被害を受けたタイでは、アンダマン(Andaman)海沿岸の警報タワーに設置されたスピーカーのテストが7日から開始されていた。同タワーは前年12月、米国の資金援助により設置された深海地震警報ブイと衛星回線で結ばれたばかり。
テストでは、6県の海辺に設置されたタワーが、毎朝9時にビーチの周辺まで聞こえる警報音を鳴らすことになっており、テスト自体は、システムが常に正常に稼働することを確保するため、期限を定めずに実施する予定だった。
しかし当局は7日、地元住民や観光客らが本当の津波が襲来すると誤解しパニックに陥る可能性への懸念から、2か所のタワーでスピーカーのテストを行っただけで、以降のテストを停止した。
国家災害警報センター(National Disaster Warning Centre)のSmith Thammararoj氏は、地元自治体との連絡に不十分な点があったため試験を停止したと述べた。
「タワー2か所のテストはうまくいったが、その他の場所では地元住民や観光客に十分な情報が行き渡っていなかったため、テストを中止した。テストを行っていれば、恐怖を感じる人々も出ただろう」
津波の原因となる地震が発生すると、警報ブイが人工衛星経由で防災当局と沿岸のタワーに警報を送る。Smith氏は、警報システムが常に正常に稼働するためには、こうしたテストの定期的な実施が非常に重要だと強調し、9日に行う同センターの会議では次回のテストについて議論すると述べた。
写真は、パンガー(Phang Nga)県に設置された津波を警告する看板の脇をバイクで通り過ぎる住民(2006年12月1日撮影)(c)AFP/PORNCHAI KITTIWONGSAKUL
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