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地球温暖化、流氷にも影響 - 網走

  • 2007年03月24日 16:03 
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写真は網走を出港した砕氷船「オーロラ2号」(c)AFP/TOSHIFUMI KITAMURA


【網走 24日 AFP】砕氷船「オーロラ号」に乗船する350人の観光客も、流氷の上で羽を休めるワシも、将来的に水位上昇が日本沿岸を水没させるとの筋書きについて、ほとんど気にとめていないように見える。北海道に毎冬到来する流氷が、年を追うごとに薄くなっていることに気を止める人もほとんどいない。

 「地球温暖化が氷の厚さを薄くしていることには、議論の余地はありません。海表面の氷は薄くなっています」と北海道大学で冬季の気象を研究する若土正曉氏は話す。

 毎年シベリア最長の河川、アムール(Amur)川は、大量の氷をオホーツク海(Sea of Okhotsk)に供給し、世界最大の流氷を造り上げる。流氷は北風に吹き付けられ南下し、通常1月下旬から2月上旬まで網走に到来する。

 2007年の日本はまれに見る暖冬となったが、流氷の到来は2006年に比べ9日早かった。だが、それでも例年に比べ遅いものとなっている。

 通常は、流氷は海面に浮いたまま4月始め同地に留まり、観光客は約50日にわたって流氷観光を楽しむことができる。しかし、2006年には流氷は網走近辺までなかなか近づかず、わずかに25日前後という短い観光シーズンとなってしまった。そして、流氷は40年前に観測を開始以来の薄さを記録した。

「風の状態が良くない。過去2年日本沿岸への流氷の到来は遅れている。2006年は網走港から流氷を見ることさえできなかった」と、砕氷船、オーロラ号の乗員は話す。

 現在、オーロラ号は洋上を15分航行し、水平線に巨大な流氷が目撃できる水域まで行く。海水が凍るにはあと1度低くなければならず、船外に出て氷の上を歩くことはできない。

 写真は網走を出港した砕氷船「オーロラ2号」(c)AFP/TOSHIFUMI KITAMURA
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