【8月9日 AFP】米フロリダ(Florida)州マイアミビーチ(Miami Beach)で、建物の壁に落書きアート(グラフィティ)を描いていたコロンビア人の少年が、警察にテーザー銃で撃たれた後に死亡した。当局が8日、発表した。

 イスラエル・エルナンデスさん(18)は、市内にあるアルゼンチン人居住区「リトル・ブエノスアイレス(Little Buenos Aires)」で壁にグラフィティを描いていたところを警察に見つかり、徒歩で逃走した。警察の声明によると、その場に止まるよう命じられたものの逃走を続けたため、警官らはテーザー銃で少年を撃った。

 身柄を拘束された後、エルナンデスさんの様子がおかしいことに気付いた警察は、マイアミ(Miami)市内の病院に搬送したが、エルナンデスさんは病院で死亡が確認された。

 警察によると、検視や薬物検査の結果はまだ出ていないため、死因は今のところ分からないという。

 友人らが地元メディアに語ったところによると、エルナンデスさんは熱心なグラフィティ・アーティストで、マイアミ市北部のウィンウッド(Wynwood)地区では幾つかの壁画を合法的に描いていたという。(c)AFP