【7月19日 AFP】インドの最高裁判所は18日、女性が元交際相手などの男性から酸をかけられる事件が多発している状況を受け、政府に酸の販売規制措置をとるように命じた。

 また最高裁判事らは、各州政府は酸攻撃の被害者全てに回復治療と賠償金を提供すべきだとの判断を示し、暫定的な判断として被害女性が受け取る金銭を賠償金30万ルピー(約50万円)と治療費と提案したが、最終決定は持ち越された。

 女性に対する攻撃には多くの場合、薬局などで手軽に購入できるさび取り剤「テザーブ(Tezaab)」が用いられる。

 将来的には、酸性薬品の購入者には写真付き身分証明証の提示が求められ、販売側にも購入者の住所と氏名を記録することが義務付けられる。(c)AFP