【7月6日 AFP】マレーシア・ボルネオ(Borneo)島北部のサバ(Sabah)州で、観光客から与えられるジャンクフードを20年にわたって食べ続け肥満体となったオランウータンが、同州の野生動物保護局により厳しいダイエットを課された。5日付の地元紙スター(The Star)が報じた。

 スターによると、このオランウータンはジャッキーという名の22歳の雌で、体重は通常の雌の成体の2倍に当たる100キロにもなっていたという。

 観光客から餌を与えられ続けていたジャッキーは3か月以上前に、ポーリン(Poring)森林公園から野生動物保護局の管理下に移された。

 野生動物保護局の関係者は地元紙に、ジャッキーは世話役の人間になれていたことで、餌をもらうため観光客を探しに行くようになったと話している。

 ダイエットには葉野菜と果物が多く取り入れられているという。(c)AFP