【6月23日 AFP】犯罪者たちの大半は、刑務所を出るためならきっと何でも差し出すだろう。しかしスイスのジュネーブ(Geneva)では21日、これと全く逆の行動に出る犯罪者が現れた。2人組の男が白昼堂々、現金を盗むために刑務所に自ら乗り込んできたのだ。

 ジュネーブ警察の声明によると、黒い服に身を包んだ男たちがモンフルリー(Montfleury)刑務所に押し入り、現金を奪って逃走した。1人は拳銃で武装していたという。被害金額やその他の詳細については、明らかにされていない。

 男たちは犯行後、現場に近いフランスとの国境を越えてバイクで逃走。スイス当局は即座に仏警察に連絡したが、その後、乗り捨てられたバイクだけが発見された。

 ジュネーブ警察によると、被害に遭った刑務所で負傷者は出なかったものの、職員たちはショックを受けているという。(c)AFP