【3月14日 AFP】ブルガリア首都ソフィア(Sofia)の大統領府近くで13日、男性(51)がガソリンをかぶって焼身自殺を図った。内務省によると、事件が起きたのは午後1時35分(日本時間午後8時35分)ごろ。男性は体に25%のやけどを負い重体という。

 欧州連合(EU)加盟国の中で最も貧しいブルガリアでは2月以降、貧困と汚職に対する国民の怒りが高まっており、2月20日に政権が退陣に追い込まれた。こうした中、抗議の表明として焼身自殺を図る事例が相次ぎ、既に3人が死亡している。

 13日には暫定政権が発足したが、世論調査によると5月12日に予定される総選挙後も議会は分裂する公算が大きいとみられている。(c)AFP