【3月1日 AFP】自動車の運転席に座った8歳の少女が雪景色の中を時速100キロで疾走する動画がインターネット上で広まっていることを受け、ロシア北西部サンクトペテルブルク(Saint Petersburg)の警察が捜査を開始した。

 カリーナ・ミクルチク(Karina Mikulchik)さんの運転を収めた動画は、後部座席に座っていた母親のエレーナ(Yelena)さんが撮影した。動画共有サイトのユーチューブ(YouTube)に投稿され、28日時点での再生回数は50万回近くに達している。

 テクノ音楽が流れる中、カリーナさんはまったく動じない様子でアウディ(Audi)を運転。助手席に座った父親らしき男性は「ほら、もっと踏み込め!100(キロ)は出さないと!怖がらないで」と語りかけた。

 カメラはスピードメーターにズームイン。時速100キロまで加速している様子を映した。雪原に伸びる細い道を疾走する車の運転席で、カリーナさんは笑顔を浮かべ、「ナスティアが私の運転を見たら、すぐに気絶しちゃうわ」と、友達とみられる名前を挙げて語った。動画を見る限り、シートベルトはしていないようだ。

 5分間の動画の終わりには、農村部の村にある家の前に車が止められた。母親によって交流サイトやユーチューブに投稿されたこの動画は、テレビ番組で紹介されるなどして騒動を巻き起こした。

 動画は「http://www.youtube.com/watch?v=LvCHei7UTBE」で見ることができる。(c)AFP