【10月26日 AFP】米カリフォルニア(California)州のゴルフコースで22日、空から体長60センチのドチザメ1匹が降ってきてプレーヤーたちを仰天させる出来事があった。

 この珍事件が起きたのは同州サンフアンキャピストラーノ(San Juan Capistrano)にある「サンフアンヒルズ・ゴルフクラブ(San Juan Hills Golf Club)」。25日にAFPの取材に応じた同クラブ関係者によると、ホールを回っていたコースマーシャルの1人が芝の上でのたうっている何かに気付き、ゴルフカートの後部座席に乗せてクラブハウスまで持ち帰ってきたという。

 サメの体には鳥のくちばしとみられるかみ跡があったことから、タカの1種のミサゴが近くの太平洋沿岸からくわえて運んできて、コース上に落としたのではないかとこの関係者は語った。

 サメはまだ生きていたため、クラブ関係者が水の入った容器で5キロ離れた最寄りの海岸まで急いで運び、海に放した。サメはしばらくはじっとしていた後、びちびちと尾を振り、やがて泳ぎ去っていったという。(c)AFP