【6月7日 AFP】オーストリア・ザルツブルク(Salzburg)近郊の動物園からチーターの子ども2頭が夜のうちに脱走したが、数時間後には母親チーターの鳴き声に導かれて囲いの中へと戻っていったという。動物園関係者が5日、発表した。

 脱走したチーター2頭は現地時間の午前6時半ごろに警察により発見された。飼育員らは2頭の脱走に気付かなかったという。現場には警察官30人が急行し、2頭を動物園へと戻すための麻酔銃も準備された。

 だがそんな警察側の対応もむなしく、2時間後には、2頭は母の鳴き声をたよりに、飼育員に連れられ囲いへと戻っていった。

 動物園関係者は「2頭はこの冒険が終わりを迎えて喜んでいるようだ」と語った。

 2頭は夜中に複数の若者によってこじ開けられたドアから逃げ出したものとみられている。(c)AFP

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