【6月6日 AFP】カナダ西部のスキーリゾート、ウィスラー(Whistler)で2日、ホットタブ(温浴槽)を楽しんでいた男性が野生のクロクマに頭部を強打される騒ぎがあった。4日、現地警察が明らかにした。
 
 被害にあったのは、同国ブリティッシュコロンビア(British Columbia)州コキットラム(Coquitlam)から来た男性(55)。カナダ連邦警察(Royal Canadian Mounted Police)のスティーブ・ルクレア(Steve LeClair)巡査部長は声明で、男性がホットタブでリラックスしていたところ、後頭部に強い衝撃を受け、前へ倒れたと明らかにした。

 声明によると、男性が「振り向くと目の前にクロクマがおり、男性はクマに向かって怒鳴り声をあげ、屋内に退避した」という。後頭部に裂傷を負った男性は、治療のためウィスラー医療センター(Whistler Health Care Centre)へ搬送された。
 
 クマは約100メートル離れた場所で茂みに向かっているのが発見され、現地メディアによると、その場で警察に銃殺された。警察は、「攻撃の動機を調べるため」クマの検視を予定しているという。(c)AFP

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