【4月20日 AFP】スリランカ中部の町ウェリマダ(Welimada)の養鶏場で、めんどりが直接ヒヨコを産んだと、地元の獣医が20日明らかにした。めんどりの胎内で卵からふ化してしまったようだ。

 この獣医によると、このヒヨコは卵の状態で母鳥の胎内に21日間いた後にふ化したとみられる。母鳥はヒヨコを産んだ後、すぐ死んでしまった。きわめて異例な事態にあわてた養鶏場の主人が獣医当局に連絡。検視の結果、めんどりの死因は、生殖器官にできた裂傷と断定された。

 獣医はAFPの電話取材に、「こうした珍しい例を耳にしたことはあるが、今日、この目で初めて見た」と語った。ヒヨコは元気だという。(c)AFP