【4月16日 AFP】ナイジェリア警察当局は13日、新生児を売買する目的で10代の少女たちを集め、妊娠・出産させていたとみられる違法児童施設を家宅捜索し、若い女性ら7人を救出したと発表した。

 南部アクワ・イボム(Akwa Ibom)州の警察当局によると通報を受けて今月4日、同州ウルア(Uruah)で「赤ちゃん製造工場」を発見し、妊婦3人を含む18~20歳の女性7人を救出。施設所有者の夫婦ら3人の身柄を拘束したという。新生児は見つからなかったという。

 警察によると、3人は若い女性らに妊娠・出産すれば7万ナイラ(約3万6000円)を支払うと持ちかけ、生まれた新生児を呪術師に売っていたとされる。

 ある若い母親は、中絶したいと考え施設側に接触したが出産するよう説得されたと語っている。

 ナイジェリアでは人身売買目的の通称「赤ちゃん製造工場」が複数見つかっており、前年10月にも南部アナンブラ(Anambra)で妊娠した少女ら17人が救出されている。(c)AFP

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