【3月27日 AFP】米マイクロソフト(Microsoft)は26日、米ペンシルベニア(Pennsylvania)州とイリノイ(Illinois)州で23日に、世界的なサイバー犯罪の「司令部」となっていたサーバーを押収したと発表した。

 同社は、組織犯罪を取り締まる法律に基づいて裁判所からサーバーを押収する命令を受けて、「サイバー犯罪組織に対する前例のない、業界を挙げた作戦」を行ったとしている。

 押収したサーバーは悪意のあるソフトウエアに感染した多数のコンピューターを操作し、オンラインバンキングの口座やパスワードを盗み出すために使われていた。裁判所の文書によると、被害額は過去5年で1億ドル(約82億円)に上るという。

 この世界的な違法コンピューターネットワークは、悪意のあるソフトウエアに感染した1300万台を超えるパソコンの集合体だ。キーボードの入力操作を監視してオンラインバンキングの口座情報などを盗み出すゼウス(Zeus)という悪意のあるソフトウエアに感染したパソコンを使うことから、「ゼウス・ボットネット(Zeus botnets)と呼ばれている。(c)AFP