【3月7日 AFP】長年のパートナーが別の男性と愛人関係にあることを知り、ライバルの男性の性器を切り落としてトイレに流したとされるフランス人の男の公判が8日に開かれる。

 Blaise Fragione被告(38)は、2008年10月、被害者「F」の頭部を殴り、気を失った被害者の性器のほぼ全てをカッターナイフで切り落としてトイレに流した。被告はこの事実を認めており、被害者「F」がやって来て、14年間連れ添った自分のパートナー「Mado」との愛人関係を知らされ「キレてしまった」と話している。被告とこのパートナーの間には2人の子どもがいる。

 弁護士は、被告が「(自分のパートナーとの)不貞関係を突然打ち明けられ、理性を失った」と述べ、また「被害者に多大なる外傷を与えたことはしっかりと認識している」と続けた。

 有罪の場合、身体の一部切断と加重暴行の罪で、被告には最高禁固15年の刑が言い渡される可能性がある。 

 一方で被害者は、被告に家に来るよう求められ、そこで縛り付けられたまま性器を切断されたと主張している。被害者の弁護士は、「被害者の人生は完全に壊されてしまった」と述べた。また、ほぼ全てが切断されてしまった被害者の性器だが、残った約3センチ程の性器は勃起時には約5センチの大きさになると説明した上で、この事件は被害者の自信を崩壊させ、社交および性生活に打撃を与えたとも述べた。

 なお被害者は、整形手術を受ける予定だという。

 また不貞のパートナー「Mado」は被告の下へ戻り、2人は結婚することを決めている。(c)AFP

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