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NW航空機爆破未遂事件、ナイジェリア人被告に終身刑

  • 2012年02月17日 15:58 発信地:デトロイト/米国
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米航空機内で下着に隠した爆発物を爆発させようとして終身刑判決を言い渡されたウマル・ファルーク・アブドルムタラブ(Umar Farouk Abdulmutallab)被告(2009年12月28日公開、資料写真)。(c)AFP/US MARSHALS SERVICE

【2月17日 AFP】2009年のクリスマスの日に、米旅客機内で爆発物を爆発させようとしたとして起訴されたナイジェリア人、ウマル・ファルーク・アブドルムタラブ(Umar Farouk Abdulmutallab)被告(25)の裁判で、米ミシガン(Michigan)州デトロイト(Detroit)の連邦地裁は16日、同被告に終身刑など複数の刑を言い渡した。

 事件は2009年12月25日、乗客乗員289人を乗せてオランダ・アムステルダム(Amsterdam)からデトロイトに向かっていたノースウエスト航空(Northwest Airlines)253便の機内で、アブドルムタラブ被告が隠し持っていた爆発物を爆破させようとして未遂に終わったもの。被告は爆発物を下着に隠していたため、「アンダーウエア・ボマー(下着爆弾犯)」と呼ばれている。

 アブドルムタラブ被告は前年10月の公判で爆破未遂事件に関する8つの起訴事実を全て認めていた。ナンシー・エドマンズ(Nancy Edmunds)判事は16日、同被告に対し4つの終身刑と禁錮50年の判決を言い渡した。

 だが被告は悔悟の念を見せるどころか、「神の名において人を殺すことは誇りだ」と語った。また、犯行について「イスラム教徒を抑圧する者たちに対抗するため、神の仕事を実行しようと思った」と述べ、すでに殺害された国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)のウサマ・ビンラディン(Osama bin Laden)容疑者やアンワル・アウラキ(Anwar al-Awlaqi)師はまだ生存しており「神の恵みによって勝利を手にするだろう」などと主張した。

■世界的なセキュリティー強化のきっかけに

 この事件を受けて世界的にセキュリティーが強化され、搭乗拒否リストによる乗客のチェックや米各空港での身体・荷物検査が強化された。

 2001年9月11日の米同時多発テロ以降、空港のセキュリティーは強化されていたはずだったが、アブドルムタラブ被告は、76グラムを超える爆発物の四硝酸ペンタエリスリット(ペンタエリスリトールテトラナイトレート)を機内に持ち込むことに成功している。

 さらに同事件では、ナイジェリアの有力銀行家である被告の父親が、息子が過激思想に傾倒しているとの懸念を、事前に米中央情報局(CIA)に通報していた事実が明らかになり、CIAの対応が問題視された。(c)AFP/Mira Oberman

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