【10月27日 AFP】米国のある空港で、女性乗客のスーツケースの中にバイブレーターを発見した保安検査担当職員が、「いいね、これで楽しみなよ」と読める手書きのメモを残していたことが26日、発覚した。

 スーツケースの持ち主はニューヨーク(New York)在住の弁護士で、米マイクロブログのツイッター(Twitter)上に「Get your freak on girl」と書かれたメモの写真を掲載。「たった今、荷ほどきをしていて、スーツケースの中にTSAからのこのメモを見つけたわ。人の荷物の中の『私物』を発見したみたいね。ワオ…」と投稿した。

 26日のツイッターの投稿によれば、この女性はアイルランドのダブリン大学トリニティーカレッジ(Trinity College)で男女同権や性的暴力、中絶について講演するため、ダブリン行きの航空便に搭乗したという。
 
 米運輸保安局(Transportation Security AdministrationTSA)は同日、「非常に不適切で職業上の道義に反している」との見解を公式ブログに発表。「TSAは直ちに調査を開始し、責めを負うべき職員を特定した。この職員は既に検査業務から外され、適当な処分が検討されている」と釈明した。

 この女性弁護士が運営する男女同権に関するウェブサイトには、数か月前にアフリカ・カメルーンの空港での保安検査で、職員が彼女の手荷物の中からタンポンを引き出し、手荒に扱ったりにおいをかいだ後で「これは何だ」と聞いてきた体験も紹介されている。(c)AFP