【9月3日 AFP】中国・湖北(Hubei)省で汚職調査を担当していた公務員が体中に刀傷を負って死亡した事件について、当局はこのほど自殺だったとする検死結果を発表した。インターネットにはこの事件についてのコメントが殺到している。

 汚職の調査にあたっていた謝業新(Xie Yexin)氏は、11か所に刀傷を負って死亡した状態で事務室で発見された。遺体のそばには、紙ナプキンにくるまれたナイフが置いてあった。

 9月2日の時点で、中国版ツイッター「新浪微博(Sina Weibo)」にはこの事件についてのコメントが13万件以上投稿され、その大半は自殺説に否定的だった。また、人気ポータルサイト「Sina.com」でもこのニュースが第3位となった。謝氏の遺族は自殺との発表に真っ向から反論している。

 微博には当局を揶揄(やゆ)するコメントが並んだ。あるユーザーは「中国ではなんでも可能なんだ。ミラクルな国だな」と書き込み、別のユーザーは「中国人はなんてダメなんだ。日本人はひと刺しで自殺できるのに、中国人は8回も刺さないといけないのか」と書き込んだ。(c)AFP