【8月22日 AFP】国際刑事裁判所(International Criminal CourtICC)の報道官は22日、リビアの最高指導者ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐の次男セイフイスラム(Seif al-Islam)氏(39)の身柄をオランダ・ハーグ(Hague)に移送することを求めていると語った。

 この報道官は、リビア反体制派の国民評議会(Transitional National CouncilTNC)と間で身柄引き渡しについて協議が行われているのかとの質問に「イエス」と答え、「裁判所全体として関与している」と述べた。

 これに先立ち同日、ICCのルイス・モレノオカンポ(Louis Moreno-Ocampo)主任検察官はセイフイスラム氏が拘束されたことを発表し、速やかな身柄移送を求めていた。ICCは6月、リビア反体制派を「あらゆる手段を使って」抑圧する計画を指揮したとして、セイフイスラム氏と父のカダフィ大佐ら3人に人道に対する罪の容疑などで逮捕状を発行していた。(c)AFP

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