【8月4日 AFP】オーストラリア・クイーンズランド(Queensland)州エイトキンベール(Aitkenvale)で、スーパーマーケットで購入した食パンの中から、生きたネズミが出てきたと訴える女性の話を、豪メディアが4日報じた。

 この女性が豪AAP通信(Australian Associated Press)に語ったところによると、女性は7月31日、豪大手スーパーのコールズ(Coles)でスライス済みの食パンを1袋購入。車に荷物を積み込む際、食パンに穴が開いていることに気付いた。そこでこの女性は友人に「ねえ、このパン、穴が開いているわ。まるでネズミがかじったみたい」と話しかけた。

 しかし、パンの袋を取り出した女性が次の瞬間に見つけたのは、食パンのプラスチック製の袋を食い破ってパンの中に潜り込んでいた1匹の生きたネズミだった。「考えただけでも身の毛がよだつ。吐き気がして(食パンの)袋を投げ捨てようかと思った」

 女性は「ネズミ入りパン」を購入したスーパーに、食パンを袋ごと持ち込み、苦情を言ったが、店舗側は「ネズミは店に納品される前からパンの中に隠れていた」と主張し、責任を認めようとしなかったという。

 この件について、コールズの広報は「もちろん懸念している」としつつ、単発の事件であり、会社として調査中だとコメントするにとどめた。(c)AFP