【7月19日 AFP】電話盗聴問題で廃刊した英日曜大衆紙「ニューズ・オブ・ザ・ワールド(News of the World)」の元記者ショーン・ホア(Sean Hoare)さん(47)が18日、ロンドン近郊ワトフォード(Watford)の自宅で死亡しているのが見つかった。

 ホアさんは昨年、「ニューズ・オブ・ザ・ワールド」の元編集長でデービッド・キャメロン(David Cameron)首相の主任報道官だったアンディ・クルソン(Andy Coulson)容疑者が盗聴の事実を把握していたと、米紙ニューヨークタイムズ(New York Times)や英BBCに証言していた。

 警察では、ホアさんの死に事件性はないとの見方を示しているが、英紙ガーディアン(Guardian)は、ホアさんは長期間、アルコールと薬物依存症だったと報じている。

 ホアさんはアルコールと薬物依存が原因で2005年に「ニューズ・オブ・ザ・ワールド」を解雇されているが、後にホアさんは薬物を介して著名人らと交流するよう強要されたとニューズ紙を非難している。(c)AFP

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