【6月20日 AFP】米中央情報局(CIA)や米上院、ソニー(Sony)などのウェブサイトを、1か月のうちに立て続けに攻撃したハッカー集団「Lulz Security」は17日、攻撃する理由について、「楽しいからやっている」と表明した。

 Lulz Securityは、ウェブサイトに掲載した「マニフェスト」で、「あなたたちは大騒ぎを見るのが楽しい。われわれは大騒ぎを起こすことが楽しい」と述べた。

「この1か月ちょっとの間、われわれはインターネット中で大騒動と大混乱を起こしてきた。PBS(米公共放送サービス)やソニー、Fox(米国のニュース専門チャンネル)、ポルノサイト、FBI(米連邦捜査局)、CIA、米政府、もう一回ソニー、それにオンラインゲームサーバーなどの標的を攻撃することでね」

「われわれはとても多くのサポーターを得たけれど、大量の敵も獲得した。敵といっても大半はゲーマーだけど」

「これがlulz lizardの時代さ。われわれは、ただ楽しいからという理由だけで行動するのだ」

■「楽しければいい」

「lulz」はインターネットの略語「LOL」の派生語。LOLは、「laugh out loud」の略で「大声で笑う」「爆笑する」と言った意味だ。

「これがインターネットだ。ひとときの満足感を得るために、人と人が蹴落とし合う場所さ」(Lulz Securityの「マニフェスト」)

「われわれが個人情報を公表するのは、われわれと同じくらい悪い奴らが、それを悪用して何か楽しいことをしてくれるから。理由なんてただそれだけ、それがわれわれネット世代にとって魅力的なんだ」

「われわれが魅了されるのは急速に変化するシナリオで、同じことの繰り返しは耐えられない。一服のエンターテインメントが欲しいのさ。満たされなければたんにそこを立ち去って、別の何かをブラウジングするよ。なんの感銘も受けなかったゾンビみたいにね」

 Lulzは「司法の場に連れ出されるまでは、これからもエキサイティングで新しいことを作り続ける。おそらくいずれ司法の場に連れ出されるだろう」と述べた。(c)AFP

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