【5月29日 AFP】ベトナム公安省が、公共の場所で勤務中の警察官に、黒いサングラスの着用、おしゃべり、喫煙、そしてポケットに手を入れたままにすることを禁止した。国営英字紙トイチェー(Tuoi Tre)の英語版ウェブサイトが28日、報じた。

 これによると、公安省は警官らに対し、「適切なマナーを守り、勤務中は正しい配置につくように」とも指示している。「つまり、交通警官が木の後ろで待ち伏せして罰金を取ることは許されない」(公安省)

 また、勤務時間内に本を読んだり、仕事と関係ない電話をかけたり、飲酒したり、違法に公道を占有する飲食店で食事をしたりすることもこれからは禁止するという。

 ベトナムの警察は汚職がはびこっているとして評判が悪い。特に交通警官は「腐敗しきっている」と、市民の評判がすこぶる悪い。

 国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(Human Rights Watch)は2010年の報告書の中で、「広範囲で行われている警官の残虐行為」について調査するようベトナム政府に要請している。同団体によるとその前年、ベトナムからは警官による19件の暴力事件と15人の死亡事例が報告されている。(c)AFP

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