【5月24日 AFP】国際通貨基金(IMF)の前専務理事、ドミニク・ストロスカーン(Dominique Strauss-Kahn)被告(62)がホテルの女性従業員(32)に対する性的暴行と強姦未遂などの罪で起訴された事件で、この従業員のシャツから被告のDNAが検出されたと、米メディアが23日報じた。

 NBCテレビとABCテレビは、被告が宿泊したスイートルームで、その他の証拠についてもDNA鑑定が行われている最中だと報じている。なお、被告はすべての罪状を否認している。

 20日に保釈された被告は現在、ニューヨーク(New York)ブロードウェー(Broadway)のエンパイアビル(Empire Building)にひっそりと暮らしている。もともとは、フランス人テレビジャーナリストのアン・シンクレア(Anne Sinclair)夫人がアッパーイーストサイド(Upper East Side)に借りた家賃1万5000ドル(約120万円)の高級アパートに滞在する予定だったが、住人たちの苦情を受け断念。ただしエンパイアビルでも住人たちが苦情を申し立てており、管理会社が住人たちに謝罪するとともに、この新しい住人は「今週早々に」出て行くだろうと説明している。(c)AFP/Paola Messana

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