【5月6日 AFP】イタリアで、結婚式の直前に花嫁に式をすっぽかされた男性(32)が、花嫁を相手取り50万ユーロ(約6000万円)の損害賠償を求める訴えを起こした。イタリアのANSA通信が4日、報じた。

 ANSAがリカルド(Riccardo)というファーストネームだけで報じたこの男性は、結婚パーティーのためにローマ(Rome)郊外の邸宅を借りきり、南太平洋でのハネムーン旅行を予約。さらに、アパートも花嫁の好みにリフォームしていた。

 だが、式の当日、結婚式を挙げることになっていた教会で花嫁を待っていたリカルドさんは、花嫁の兄弟から彼女は来ないと告げられた。他の男性と恋に落ちたというのだ。このため、結婚式は急遽、取りやめとなった。

 リカルドさんは、精神的な苦痛に加えて、実質的な金銭的損害を被ったとして、弁護士を雇って花嫁を訴えた。パーティーやハネムーン費用など、結婚関連の諸費用は全てリカルドさん側が負担したという。(c)AFP