【4月9日 AFP】英南部サウサンプトン(Southampton)に停泊していた英海軍の原子力潜水艦内で8日、発砲があり、海軍兵士1人が死亡、1人が重傷を負った。警察は殺人容疑で海軍兵士1人を逮捕した。

 当局者によると、原潜を視察中の地元政治家が、発砲する兵士に体当たりして取り押さえたという。当局は「テロリスト関連」の事件ではないことを強調した。アスチュートは7週間の航海を終え、サウサンプトンに5日間予定で停泊中だった。

 地元議員のロイストン・スミス(Royston Smith)氏は当時、英海軍の最新鋭原潜アスチュート(HMS Astute)の船内ツアーの最中だった。

 スミス氏は英BBCテレビに対し「弾倉には30発は入っていた。だから誰かが止めなければならないと思った」と語った。

「最善の防衛は、この兵士から武器を取り上げることだと判断した。撃たれなかったのは運が良かった」(ロイストン・スミス地元議員)

「銃を取り上げている最中に一発撃たれたよ。奇妙な気分だった。痛みはなかったが、自分が撃たれたのかもしれないと思った。けれど弾は当たってなかった」

 スミス議員は元空軍兵士。銃を持った兵士を地面にねじ伏せて銃を取り上げ、地元議会の事務総長とともに容疑者を拘束したという。(c)AFP/Sam Reeves