【3月29日 AFP】イタリアのシルビオ・ベルルスコーニ(Silvio Berlusconi)首相(74)が28日、背任事件の起訴の是非を問う審理のため、8年ぶりに裁判所に出廷した。

 ミラノ(Milan)の裁判所で開かれた審理は、ベルルスコーニ氏の所有するメディアトレード(Mediatrade)社を舞台とした事件について起訴の是非を問うもの。職権乱用罪で起訴され有罪となれば、最高で禁固12年が言い渡されることになる。

 ベルルスコーニ首相は、所有するChannel 5テレビの電話インタビューに対し、「容疑は事実無根でばかげている」と語った。

 ベルルスコーニ氏は他にも2件の裁判を抱えており、4月6日からはさらに少女買春事件をめぐる裁判が始まる。(c)AFP