【1月30日 AFP】米ニューヨーク(New York)州議会で、道路を横断しながら携帯電話で話すことなどを禁じる法案が提案されている。

 カール・クルーガー(Carl Kruger)州上院議員は、スマートフォンや携帯電話で通話をしたり、メールを読んだり、「iPod(アイポッド)」など携帯音楽プレーヤーで音楽を聴きながら歩いていると注意力が落ちるとして、道路を横断しながら電子機器を使用することを禁じる法案を提出した。違反者には罰金100ドル(約8200円)を科す内容になっている。

 同議員は自分のウェブサイトで、「携帯端末のブラックベリー(Blackberry)を操作したり、電話をかけたり、ゲームボーイ(Game Boy)でスーパーマリオブラザーズ(Super Mario Brothers)をやったり、iPodで音楽を聴きながらでは、周囲の状況に十分気を配れない」と警告している。

 また歩行者の注意散漫が原因の悲劇として、ヘッドフォンで音楽を聞きながら歩いていた21歳男性が大型トラックにはねられ亡くなった事故や、携帯で話すことに夢中で公園の噴水に突っ込んでしまった女性の例などを挙げている。(c)AFP