【1月24日 AFP】ウクライナの動物園で、ワニが携帯電話を飲み込んでしまい、1か月も食べ物を何も口にしていない。獣医らが排便で体外に出そうと試みているが、これまでのところ成功していないという。

 東部ドニプロペトロフシク(Dnipropetrovsk)の動物園で飼育されているナイルワニのジーナは前月末、写真を撮ろうとした来園者の携帯電話を飲み込んでしまった。その後の数日間は、ジーナの体内から携帯電話の着信音が聞こえたという。

 動物園によると、2月で15歳になるジーナ歩き回ったり、泳いだりはしているが、1か月間何も食べ物を受け付けていない。腸の働きを促進するため便秘薬やビタミン剤を注入したウズラ肉を与えたりもしたが、ジーナは手もつけなかったという。

 体調は日増しに悪化しているが、手術で携帯電話を取り出すことは危険すぎるという。現在は、水温や室温を上げて消化を促進する方法を試みている。(c)AFP