【12月15日 AFP】ロンドン(London)の治安判事裁判所は14日、スウェーデンでの婦女暴行容疑で逮捕された内部告発ウェブサイト「ウィキリークス(WikiLeaks)」の創始者、ジュリアン・アサンジ(Julian Assange)容疑者(39)の保釈を条件付きで認めた。

 保釈決定が下された瞬間、アサンジ容疑者は詰めかけた傍聴者らに親指を立てて見せた。保釈金は24万ポンド(約3170万円)で、電波発信機の装着、夜間外出の禁止、支援者宅での滞在、という条件が付けられた。

 だが、その2時間後、スウェーデン検察は保釈決定を不服として抗告した。これに伴い、英裁判所は48時間以内に審問を開かなければならないため、アサンジ容疑者の保釈は15日以降になる見込み。

 なお、米映画監督マイケル・ムーア(Michael Moore)氏は同日、保釈金のうち2万ドル(約170万円)の提供を申し出たことを明らかにした。また、自身が運営するウェブサイトとサーバーで、ウィキリークスによる外交電文の公開を支援する方針だという。(c)AFP/Danny Kemp

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