【11月19日 AFP】米コロラド(Colorado)州の射撃場でオーストラリア人の双子の姉妹(29)が同時に被弾し、1人が死亡した事件について、生き残った1人が捜査当局に対し、2人で銃を向けあって同時に自殺を図ったと話していることが明らかになった。

 事件は15日、同州東部アラパオ(Arapahoe)郡のチェリークリーク州立公園(Cherry Creek State Park)内にある射撃場、ファミリー・シューティング・センター(Family Shooting Center)で起こった。郡保安官事務所の発表によると、頭部を負傷したものの一命は取りとめた女性が面会した捜査陣に対し、「姉妹で一緒に自殺しようと計画し、実際に撃ち合った」と語ったという。

 この女性は自殺の理由を説明することは拒んでいるが、地元紙デンバー・ポスト(Denver Post)は女性が時に「ひどく落ち込んだり、取り乱したり、怒ったり」しているとの保安官事務所所長の談話を報じた。

 姉妹は2人で5週間前からコロラド州西部に滞在していた。オーストラリア放送協会(ABC)によると、一卵性双生児のため姉と妹のどちらが死亡したのか分からず、確認のためにオーストラリア在住の両親が現在デンバーに向かっている。

 捜査当局では、物理的証拠や生き残った女性の話、射撃場の監視カメラに残っていた映像などから、女性の語ったとおり、事件は2人で自殺を図ったものとほぼ断定している。(c)AFP/Jeannie Stokes

【関連記事】射撃場で双子の姉妹が同時に被弾、1人死亡 米国