【10月19日 AFP】メキシコ当局は18日、米国との国境に近いバハカリフォルニア(Baja California)州ティファナ(Tijuana)で麻薬密売人らと戦闘を行い、1万袋を超えるマリフアナを押収し、11人を逮捕したと発表した。

 総量は約105トンで、近年の押収量としては最大。メキシコでの末端価格は3億3500万ドル(約273億円)だが、米国へ密輸すれば2倍から3倍の価格で売れるという。

 麻薬抗争が激化しているメキシコのフェリペ・カルデロン(Felipe Calderon)大統領は2006年、兵士5万人を動員して麻薬組織の撲滅作戦を始めたが、その後に麻薬抗争で死亡した人は約2万8000人に上っている。(c)AFP