【9月19日 AFP】オーストリア西部のヘルブルン(Hellbrunn)にある動物園で、サイの飼育係が大麻を栽培していたことが分かった。この動物園の園長が18日、オーストリア通信(Austria Press AgencyAPA)に明らかにした。

 園長によると、飼育係1人がサイの飼育場所で、誰にも知られることなく大麻30株を育てていた。ここは来園者が立ち入ることはできず、この飼育係だけが出入りできる場所だった。飼育係から大麻を買った人物が警察に密告し、9月初旬に麻薬捜査官が動物園を捜索して初めて、動物園側はこの飼育係の「サイドビジネス」について知ったという。

 59歳の飼育係は長年勤務していたが、動物園はこの飼育係を解雇し、大麻を処分した。(c)AFP