【7月21日 AFP】黒板にウサギの絵を描くという嫌がらせをされたとして女性教師が16歳の女子生徒を訴えていた裁判で、ドイツ北部フェヒタ(Vechta)の裁判所は20日、教師の訴えを退ける判決を下した。

 教師は被告の女子生徒に対し、ウサギの絵を描いたり、「この教師はウサギを極度に怖がっている」と言いふらしたりすることを禁じる命令を出すよう裁判所に求めていた。

 目撃者は判事に対し、この教師は黒板に描かれていたウサギの絵を見ると、すすり泣きながら教室を飛び出していったと証言した。一方、女子生徒はウサギの絵を描いたのは自分ではないと主張した。

 この教師は2年前にも別の学校で生徒を訴えていた。この時は、生徒が「この教師はウサギを見たり、ウサギという言葉を聞いたりしただけでパニックになる」と二度と言いふらさないという条件で和解となっている。(c)AFP