【7月3日 AFP】ドイツの警察は1日、電車の中でアドルフ・ヒトラー(Adolf Hitler)の声を使った携帯電話の着メロを鳴らした男(54)の身柄を拘束したと発表した。

 警察によると6月29日、この男が持っていた携帯電話からヒトラーの叫び声が鳴り響き、乗り合わせていた乗客たちを驚かせた。男はハンブルク(Hamburg)に近いハールブルク(Harburg)駅で身柄を拘束された。

 警察によると音声はヒトラーの演説で、「ジーク・ハイル(Sieg Heil)」という叫び声で終わっていた。男の携帯電話にはカギ十字の前に立つヒトラーの写真も入っていた。男はすでに送検され、有罪になれば最高で3年の禁固刑あるいは罰金刑を受ける可能性がある。

 第2次大戦後のドイツでは、カギ十字などのナチスのシンボルを掲げることは禁じられている。(c)AFP