【5月30日 AFP】インドのメディアは28日、同国警察が厳重な監視態勢下でハト1羽を拘束中だと報じた。警察によると、隣国パキスタンのスパイ作戦に関与していた疑いがあるという。

 この白いハトは、パキスタンとの国境沿いのパンジャブ(Punjab)州で地元住民が見つけ、アムリツァル(Amritsar)から40キロ離れた警察署に持ち込まれた。

 ハトには足輪がつけられ、また、胴体には赤いインクでパキスタン国内の電話番号と住所のスタンプがおされていた。

 インドのPTI通信(Press Trust of India)によると警察は、このハトはメッセージをつけてパキスタンからインドに飛んできた疑いもあるとみているが、これまでのところメッセージは発見されていない。ハトの医学的な分析も行われ、ハトは現在、警察の監視下にある空調の効いた部屋にいるという。

 インドの英字紙インディアン・エクスプレス(Indian Express)によると、パンジャブ州のハト愛好家たちは警察に、パキスタン産とインド産のハトは見た目が違うため簡単に見分けることができると話したという。(c)AFP