【5月30日 AFP】研修医になるための試験の直前に、発作的に不安にかられたフランスの医学生が、自ら腹部を2回刺した上で強盗にあったと主張して受験を回避しようとしていたことが、司法当局の話で明らかになった。

 検察の話によると、学生は「突発的な重度の不安」を感じて自らを刺した。重傷だが命に別状はない。この学生は、過去にも試験を回避するためにウソの口実をでっちあげたことがあるという。

 学生は、駆けつけた救急隊員に対し、仏中部リモージュ(Limoges)の病院で夜勤を終えたところで、モルヒネを求める薬物中毒者に刺されたと告げた。しかし、その後、自ら刺したことを警察に認めたという。

 検察は、学生の起訴については検討中であると述べた。(c)AFP