【5月25日 AFP】イラクの首都バグダッド(Baghdad)で25日朝、南西部のバヤー(Bayaa)地区にある宝石店が武装した窃盗団に次々と襲撃された。

 内務省によるとマシンガンなどで武装した少なくとも10人の集団が宝石店計11店を襲って店内の宝石類などを根こそぎ強奪した。その後小型のプラスチック爆弾を各店舗に投げ込み、混乱に乗じて準備していた車で逃走した。

 この事件で14人が死亡したが、犠牲者の大半は窃盗団に銃殺された宝石店の店主たちだった。

 イラク国内の爆発物による攻撃などは2006~07年を境に減少している一方、犯罪は増加傾向にある。治安当局者によると、武装勢力が活動資金を得るため犯罪に手を染めている可能性もあるという。(c)AFP