【4月28日 AFP】(写真追加)米国の黒人運動指導者マルコムX(Malcolm X)暗殺事件への関与で有罪判決を受け、ニューヨーク(New York)の刑務所で服役中だったトーマス・ヘーガン(Thomas Hagan)受刑者(69)が27日、45年ぶりに仮釈放された。同州の刑務当局が明らかにした。

 ヘーガン受刑者は、1965年に演説中だったマルコムXが射殺された事件への関与を認めて有罪となり、服役していた。1992年からは、週2日をマンハッタン(Manhattan)にある軽警備の刑務所で過ごし、残り5日を自宅に戻り労働に従事する措置がとられていた。

 ヘーガン受刑者は、急進的な黒人イスラム運動組織「ネーション・オブ・イスラム(Nation of Islam)」のメンバーだったが、マルコムXも一時、同組織に属していたことがある。(c)AFP